日時:2010年2月25日(木) 午後6時〜8時半
場所:JIDAのギャラリースペース(六本木 AXIS 4F)
参加人数:24名
主催 :東日本ブロック PCデザイン研究会
協賛 :株式会社Too
PCデザイン研究会09年度第4回セミナーは、株式会社Tooさんの協力のもと、
いつものJIDAのギャラリースペースに、測定機材を持ち込んで行いました。
https://www.webcas.too.co.jp/form/fm/event/100225jida
今回 JIDA賛助会員のTooさんのWebページからの申し込みだったので、
一般からの参加も多く,スキルも広範囲な24名の聴講者の方が参加されました。
以下が概要レポートです。
■カリキュラム:
1.今からはじめるRhinoceros(約40分)
2.有機フォルムを容易に作るポリゴン式モデリング(約20分)
3.ビジュアルコミュニケーション
(約20分)
講師 : 株式会社Too 坂本照次郎 氏
その内容は…
1.ライノの概要
ポピュラーな3次元ソフトで、ID分野での利用者も多いライノの基礎解説とJIDA
関連でもユーザーが多い、設計向けCADの「ソリッドワークス」との連携の仕方
の解説。
ライノの詳細は
http://www.too.com/3dcad/product/rhino/index.html
2.T-Splines (Rhinoモデリングにポリゴン手法を導入できる新ソフト)
ライノに組み込むことで、複雑なフリーフォーム(自由曲面)形状を比較的
簡単に作り出せる業界注目のオプションソフト。
CG系のポリゴン(多角形)
モデリングで、積み木細工の様に基本形状を作り、これをCAD系のワイヤー
フレーム(NURBS面)に変換して、複雑かつ滑らかな曲面を作り出す、これ
をIGES形式などで他のCADに問題なく渡せるのが、他のCG系ソフトと違う
強みだ。
T-スプラインの詳細は
http://www.too.com/3dcad/product/rhino/tsplines.html
3.ビジュアルコミュニケーション
ライノなどで作った3Dデータにいかに「色付け」して効果的なプレゼン材料の
「絵」を作るかの紹介。 ライノはモデリング主体のソフトなので、「フラミンゴ」
などのレンダリングソフトをプラグインとして組み込んで使うか、またはAutodesk
「エイリアス」や「マヤ」「3dsマックス」など他のソフトにデータを渡してレンダ、
アニメーションすることがよくおこなわれている。
ビジュアルコミュニケーションやCAD関係などに付いては
http://www.too.com/digitalmedia/3dcad/index.html
15分間 休憩後
4. 計測機の活用事例(約60分)
講師:(株)デジクラフター 佐々木彰男(PCデザイン研究会)
ライノの標準機能として3次元測定器「マイクロスクライブ」などのアーム式
デジタイザーデータを、直接XYZの点や、点と点をつなぐ直線、または曲線データ
として読みこむことができる。
マウスの替わりにアームの先端を測定物に当て、クリックして一点、一点入力する
素朴で単純な方式だ。
(前回 第三回セミナーの最新レーザースキャナーと点群データなどは同じ
東日本ページのグレーのボール画像をクリックするか、以下のURLを参照)
modules/eventreport/index.php?id=24
その「マイクロスクライブ」の簡単な測定実演で、5軸(入門版)と6軸(高精度版)
の違いを説明、応用事例としては、船体2次元図面からの3次元データ立ち上げ、
車の様な大型測定物の代表断面を図るマル秘テクニックなど、おまけ画像付で盛り上
がったセミナーでした。
■レポート:佐々木彰男 PCデザイン研究会 幹事
info@digicrafter.co.jp 0466 34 8047 (株)デジクラフター
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第5回は4月に高機能CAD シーメンス(UG)NXを予定しています。
希望、質問などありましたら上記まで連絡お願いします。